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COVID-19流行後における原因不明の小児急性肝炎の発生に関する第3回全国実態調査」への調査協力のお願い

日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会

「COVID-19流行後における原因不明の小児急性肝炎の発生に関する第3回全国実態調査」への調査協力のお願い

 2022年、欧米における原因不明の小児急性肝炎増加の報告を受け、国内での原因不明の小児急性肝炎の発生状況を調査するため、当委員会の原因不明の小児の急性肝炎対策ワーキンググループでは、新型コロナウイルス感染症発生前から現在に至るまでの過去6年間の症例数を明らかにするための「原因不明の小児急性肝炎に関する全国実態調査(一次調査)」を実施しました。
 その結果、COVID-19流行中はむしろ少ない傾向がみられ、我が国では欧米とは異なる様相でした。この3年あまり、感染対策が奏功し、COVID-19以外にもインフルエンザウイルスやRSウイルスの流行がほとんど見られず免疫的にナイーブな小児が、再び感染症に曝露され、原因不明の小児急性肝炎が増加することが懸念されています。
 そこで、2022年7月〜2023年12月の期間につき、症例定義(以下に記載)に該当した症例について一次調査では、性別、年齢分布、黄疸・肝移植の有無について、二次調査では、個々の重症度、ステロイド治療や肝移植の有無、転帰を調査することで、原因不明の小児急性肝炎の詳細な発生動向を調査することとしました。
 引き続き調査へのご協力をお願いします。
 
【症例定義:次の4項目をすべて満たす原因不明の急性肝炎*】
①16歳以下
②2022年7月1日~2023年12月31日に入院
③ASTあるいはALT 500 U/Lを超える
④A~E型肝炎によるものを除く。なお、A型肝炎、E型肝炎については、鑑別を必須としない(検査されていない場合も調査対象に含める)
*明らかに薬剤性肝炎、血液腫瘍性疾患、代謝性疾患、循環器疾患によるもので、「原因不明の急性肝炎」から除外できるものは調査対象に含めない。
アデノウイルス、SARS-CoV-2が検出されている急性肝炎は含む。
*明らかに薬剤性肝炎、血液腫瘍性疾患、代謝性疾患、循環器疾患によるもので、「原因不明の急性肝炎」から除外できるものは調査対象に含めない。アデノウイルス、SARS-CoV-2が検出されている急性肝炎は含む。
 
■本調査資料一式
 本研究の研究計画書や、ご利用いただく書類については、以下からご確認ください。
 
資料1 急性肝炎対応指針
資料2 第3回全国調査 協力依頼状 および 一次調査票
資料3 第3回全国調査 二次調査票
資料4 ホームページあるいは院内掲示用オプトアウト文書の例
資料5 原因不明の小児急性肝炎患者データの抽出方法について
資料6 研究計画書
資料7 審査結果通知書

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