事例 | 年齢:0歳 11か月 性別:男 | |
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傷害の種類 | 転落 | |
原因対象物 | 乳児用ベッド | |
臨床診断名 | 打撲(前額部) | |
直接医療費 | ||
発生状況 | 発生場所 | 自宅の和室.和室に乳児用ベッドが置かれていた(写真1参照).下は畳. |
周囲の人・状況 | 本児は乳児用ベッドで寝ており、母親は台所で洗い物をしていた.急に泣き声がしたので、和周囲の人・状況室に行ってみるとベッドの中にいたはずの子どもが和室の畳の上に倒れて泣いていた. | |
発生年月日・時刻 | 6月9日、午前9時15分頃 | |
発生時の詳しい 様子と経緯 |
本児の体重は9kg、身長は73cm.発達段階は伝い歩きができる状態で、抱っこすると上に上ろう上ろうとする.ベッドは、畳面から柵の上部まで85cmの高さがあり、ベッドの柵と柵の隙間は7.8cmであった.ベッド内の布団から足がかりとなる横桟までの高さは11.5cm、足がかりから柵上部までの高さは35cmであった(写真2参照).ベッドの中には、薄い毛布以外、足がかりとなるようなものはない.子どもを発見した時、ベッドの柵は外れていなかったので、覗き込んで転落したと確認できた. | |
治療経過と予後 | 嘔吐はなかったが、心配となり同日の午前12時に受診した.左前額に打撲によるとみられる内出血斑を認めた.意識状態は正常、手足の動きや口腔内に異常はなく、経過観察とした.すぐに軽快した. | |
Full Text | No.007 乳幼児用ベットからの転落による頭部外傷 |
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