日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会
医療現場では毎日、傷害を受けた子どもたちの診療を行っています。小児科医は、「こんな事故が起こるのか」とびっくりする事例に遭遇していますが、それらは単発で症例報告されることもほとんどありません。その情報がないため予防策にはつながらず、漫然と同じ傷害が起こっています。重症度が高い傷害を繰り返さないためには、発生状況を詳細に記録することが不可欠です。
そこで、こどもの生活環境改善委員会では、2008年に日本小児科学会雑誌と学会ホームページに「Injury Alert(傷害速報)」の項目を設けました。また、2011年からは学会ホームページに「類似事例」の掲載を開始しました。
この速報は症例報告ではありません。傷害の事実のみをできる限り正確に記載しました。また、当委員会の「傷害速報」担当が簡単なコメントを記載しています。日本小児科学会へはこれまで多数の投稿をいただいており、学会誌とホームページ上へ継続して掲載しております。
今後も子どもたちの傷害を予防するため、小児科医には貴重な症例を報告する責務があると考えています。
なお、会員の皆様におかれましては、傷害速報・類似事例への投稿をお願い申し上げます。会員専用ページから投稿フォームにてご投稿ください。一般の方は専用E-mailアドレス(injury@joy.ocn.ne.jp)宛てにご連絡ください。皆様のご協力をお願い致します。
Follow-up報告No.3 事例報告後に行われた予防活動 まとめ1
Follow-up報告No.6 事例報告後に行われた予防活動 まとめ2
Follow-up報告No.8 事例報告後に行われた予防活動 まとめ3
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