事例 | 年齢:1歳 6か月 性別:男 | |
---|---|---|
傷害の種類 | 熱傷 | |
原因対象物 | 温泉卵の製造器 | |
臨床診断名 | 熱傷(前胸部5%:うち3%は水疱形成) | |
直接医療費 | ||
発生状況 | 発生場所 | 実家の台所 |
周囲の人・状況 | 台所のダイニングテーブル上で温泉卵の製造器を利用して温泉卵を作っていた.夕飯の準備をしていた. | |
発生年月日・時刻 | 8月31日、18時50分頃 | |
発生時の詳しい 様子と経緯 |
男児がキッチンに入ってきて椅子にのぼり、手を伸ばして温泉卵の製造器(ポット)を倒した.ポットのふたと本体の隙間から湯があふれ出て、こぼれてきた湯で前胸部に熱傷を負った.沸かした熱湯を容器に入れて10分くらい経過したところだった.家族は着衣のままの児にシャワーを当てて冷却し、救急車で来院した.温泉卵の製造器(写真)は断熱素材が入っており、アイスペールとしても使用できるものであった. | |
治療経過と予後 | 熱傷部位は前胸部で、水疱を形成し(II度)、外来で2週間にわたって処置を行った. | |
Full Text | No.016 温泉卵製造器による前胸部熱傷 |
PDFをご覧になる際は、Adobe® Reader™をご利用ください。