Injury Alert(傷害速報)

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No.100 自転車後部荷台同乗中のスポークによる右足部裂創(スポーク外傷)

事例 年齢:5 歳 6 か月 性別:男児 体重:16.9 kg 身長:101.5 cm
傷害の種類 スポーク外傷
原因対象物 10 年前に譲り受けた成人用自転車,幼児座席なし,巻き込み防止のガードなし
臨床診断名 右足部裂創 右踵骨骨折
直接医療費 2,910,050 円
発生状況 発生場所 自宅から徒歩10 分程度の田んぼのあぜ道
周囲の人・状況 父親と二人,父親の運転する自転車の後部の荷台に乗っていた
発生年月日・時刻 2020 年5 月X 日(水)  午後6 時30 分
発生時の詳しい
様子と経緯
夕方,父親が運転する自転車の後部の荷台にまたがって乗り散歩に出かけた.自転車の後ろに乗って出かけるのは2回目であり前回乗車した際は,特に問題なかった.ヘルメットは装着していなかった.特に目的地はなく,入浴前の散策目的であった.田んぼのあぜ道を走行中,父親が後輪に何かが挟まったような感覚がして自転車の速度が低下することに気づいた.2~3分後,荷台に乗っている本児が父親を呼んだため,自転車を止めると右足がスポーク部分に引っかかり出血していた.本児は裸足に草履を履いた状態であった.通りかかった通行人が救急要請し医療機関を受診した.
治療経過と予後 受診時,5cmの右足部に距骨まで及ぶ裂創(図1a)を認めた.CT検査で踵骨の内側上部に軽度の転位を伴う裂離骨折を認めた(図2).足部裂創に対し,同日全身麻酔下に緊急で搔爬洗浄,デブリドマン,創閉鎖を行った.踵骨骨折に対してはシーネ固定を行い,6週間免荷を行う方針となった.術中から継続して,静注抗菌薬を計2日間投与した.中止後も感染徴候はみられなかった.X+42日,荷重可能となったが,恐怖心により荷重できず.X+46日,シーネ固定を解除した.X+52日,歩行器使用によるリハビリテーションを開始.徐々に歩行が可能となった.X+59日に退院.跛行ではあるが,踵に荷重をかけられるまで改善した.
Full Text No.100 自転車後部荷台同乗中のスポークによる右足部裂創(スポーク外傷)

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