各種活動

緊急フォーラム:この大災害に小児科医はどう立ち向かうか―適切な初動と情報の共有化を目指して―

 緊急フォーラムを2011年4月17日(日曜日)東京大学鉄門記念講堂で開催いたしました。

 犠牲者を弔うために黙祷した後、午後1時にフォーラムがはじまりました。

 当日500人を越える入場があり、プログラムのように被災された県の現状や実際に支援活動・医療活動された事例報告、さらに今回の災害医療に関する講演および討論が行われました。

 一刻も早い回復・復興をお祈りいたしております。

緊急フォーラム:この大災害に小児科医はどう立ち向かうか
―適切な初動と情報の共有化を目指して―

日時:2011年4月17日(日曜日)13時~17時
会場:東京大学教育研究棟14階 鉄門記念講堂

総合司会:高橋 孝雄(日本小児科学会副会長)
挨拶:五十嵐 隆(日本小児科学会会長)

※プログラム

【第1部 大震災と大津波から1か月】
座長:市川光太郎(北九州市立八幡病院)
   前多 治雄(岩手県立中央病院小児科)

  1. 現地からの報告(15分)
     渕向  透(岩手県立大船渡病院小児科)
  2. DMAT活動の報告(小児科医の視点から)(10分)
     野澤 正寛(滋賀医大・草津総合病院小児科)
  3. 先遣隊としての集中治療・小児救急医からの提案
    小児救急医学会先遣隊の報告
    (10分)
     井上 信明(都立小児総合医療センター救命救急科)

    指定発言:静岡県ドクターヘリによるDMAT―石巻市立病院の状況(5分)
     岡田 眞人(聖隷三方原病院)
  4. 一般小児科医としての先遣隊派遣の経験から(10分)
     福政 宏司(北九州市立八幡病院小児救急センター小児科)
  5. 日本小児救急医学会の震災支援活動(15分)
     清水 直樹(都立小児総合医療センター集中治療科)
  6. 震災時の新生児医療支援の難しさ―日本未熟児新生児学会震災対策委員長としての支援活動―(15分)
     和田 和子(大阪大学総合周産期母子医療センター)

【第2部 放射線被曝による子ども達への影響はあるか?】
座長:水谷 修紀(東京医科歯科大学小児科)
   横谷  進(国立成育医療研究センター生体防御系内科部)

  1. 小児への放射線被曝(15分)
     宮崎  治(国立成育医療研究センター放射線科)
  2. 当地で経験した原発事故とその影響(15分)
     細矢 光亮(福島県立医大小児科)

    指定発言:福島県における小児甲状腺被ばく調査(5分)
     田代  聡(広島大学原爆放射線医科学研究所細胞修復制御研究分野)
  3. 小児の甲状腺への放射線障害―レボチロキシンナトリウム製剤の供給停止の問題もあわせて―(15分)
     原田 正平(国立成育医療研究センター成育政策科学研究部)

【第3部 今後の課題となすべきこと】
座長:市川光太郎(北九州市立八幡病院)
   前多 治雄(岩手県立中央病院小児科)

  1. 今までの学会活動とこれからすべきこと(10分)
     井田 孔明(東京大学小児科)
  2. 被災地における子どものメンタルサポート(15分)
     塩川 宏郷(日本小児心身医学会災害対策委員会副委員長)
  3. 総合討論(第1部、第2部を含めて)(35分)

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