日本小児科学会では2014年に「小児期発症疾患を有する患者の移行期医療に関する提言」を発表し、移行期医療の概念、その基本的な考え方を提示しました。2023年に発表した「小児期発症慢性疾患を有する患者の成人移行支援を推進するための提言」では、成人移行支援を推進するための20項目の提言を提示しました。
この度、2014年提言や2023年提言で扱わなかった自律的意思決定困難な患者の成人移行支援のあり方について「自律的意思決定困難な患者の成人移行支援のあり方に関する提言」としてまとめました。
この提言は、自律的意思決定困難な患者の成人移行支援のあり方を検討するワーキンググループが作成し、日本小児科学会ホームページを通じたパブリックコメントの意見を参考にワーキンググループが加筆・修正したものを日本小児科学会理事会が承認したものです。