ガイドライン・提言

 

人免疫グロブリン製剤供給不足への対応について

令和5年12月10日
会員各位
公益社団法人日本小児科学会
      薬事委員会
 
 人免疫グロブリン製剤の供給について不安定な状態が続いていることは、多くの会員がご存知のことと思います。小児科チェアパーソンの会(小児科主任教授の会)の調査では、全国的に人免疫グロブリン製剤供給は不足しているものの、逼迫している地域とそうでない地域との格差が非常に大きいことが明らかになったとのことです。本年8月には、日本小児科学会、日本小児循環器学会、日本川崎病学会の連名で厚生労働省に対し、人免疫グロブリン製剤の安定供給に係る要望書を提出しています。幸い、厚生労働省は今冬以降に人免疫グロブリン製剤の供給量を増加させる対応をとるようですが、今しばらく供給不安定な状況が続くと考えられます。
 
 同剤の不足により最も大きな影響を受ける可能性がある疾患のひとつは急性期川崎病です。院内在庫の枯渇により、急性期の患者を他院に転送する事例も発生しています。
 下記のとおり、こうした事態に対する日本川崎病学会(別添)からの見解が発出されていますので、会員各位におかれましては参考にしていただくようお願いいたします。
 
日本川崎病学会の見解(別添)
 
 

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