ガイドライン・提言

 

学校保健・心の問題委員会 成長曲線からみた摂食障害、ネグレクト、肥満の早期発見法について

 最近小児科領域のみならず大きな社会問題なっている疾患には、神経性食欲不振症と肥満といった表現型は両極端ですが食事摂取の問題、虐待・ネグレクトといったマルトリートメントがあります。これらの疾患に共通することは、子ども自身が症状を訴えたり、保護者が病院を訪れるといったことがない点です。このため、これらの疾患をより早期に発見するためには、教育機関と医療機関の連携が非常に大切です。このパンフレットは、学校で毎年測定している身長、体重を経年的にプロットすることで、どれだけ重要な情報を引き出すことができるかを、各分野の専門家の先生に解りやすくまとめていただいた
ものです。子どもの教育、発達に携わる方にご利用いただき、悩んだり苦しんでいる子ども達の発見に役立てていただければと作成しました。ご一読いただき、ご意見いただければ幸いです。
 
日本小児科学会学校保健・心の問題委員会委員長 沖 潤一
 
成長曲線からみた摂食障害、ネグレクト、肥満の早期発見法について

ページの先頭へ戻る