ガイドライン・提言

 

小児期発症疾患を有する患者の移行期医療に関する提言

 近年の小児期医療の進歩により多くの命が救われてきましたが、原疾患自体や合併症が持続しながら思春期・成人期を迎える患者も多くなってきています。こうした患者に対して、小児期医療も成人期医療も、現状では必ずしも適切な医療を提供できていません。これらの患者が病態・合併症の年齢変化や身体的・人格的成熟に即して適切な医療を受けられるように、日本小児科学会の基本的な考え方を提示したく提言を作成いたしました。
 この提言の作成にあたっては、日本小児科学会小児医療委員会のもとで「移行期の患者についての検討ワーキンググループ」が作成し、小児期関連学会からの意見、および、日本小児科学会ホームページを通じたパブリックコメントに基づいてワーキンググループが加筆・修正し、さらに、日本内科学会等から意見を求めて最終案を作成し、日本小児科学会理事会が最終的に承認したものです。
 

 
「小児期発症疾患を有する患者の移行期医療に関する提言」
 
日本小児科学会 会長 五十嵐 隆
 

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