各種活動

 

日本脳炎ワクチン供給不足が見込まれる現状での医療施設における対応
-日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会からのお願い-

 
 日本脳炎ワクチンについては、供給量が十分でない状況が今後しばらく続くことが予想され、2017年5月8日には、厚生労働省健康局健康課から事務連絡として「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンの安定供給に係る対応について」1)が発出されております。

 このような状況に鑑み、医療施設におかれましては地域の患者発生状況およびブタの感染状況2)などを考慮しつつ、ワクチンが安定的に供給されるようになるまで以下の対応をとって頂きたくお願いいたします。
 なお、医師が緊急に接種が必要と認めた場合には、この限りではありません

 

 1.日本脳炎ワクチンを未接種または1回接種者は、合計2回の接種を行います。

 2.日本脳炎ワクチンを2回あるいは3回接種している場合は、ワクチンが安定供給されるまで、接種を見送ります。安定供給された場合、規定の間隔があいてしまった場合でも、残りの回数を確実に接種することが重要です。

 3.定期接種で受けられる年齢の上限(1期:生後90か月未満、2期:13歳未満、平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれの者で4回の接種が終わっていない者:20歳未満)が近づいている場合は、この限りではありません。定期接種で受けられる年齢を過ぎないように接種計画を立ててください。

 

 1)厚生労働省の事務連絡
 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/20170508_5.pdf

 2)日本脳炎Q&A第5版:国立感染症研究所 感染症疫学センター、同ウイルス第一部
  https://www.niid.go.jp/niid/ja/jeqa.html

 

 

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