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(登録:2006.01.11)

 

タミフル(カプセル製剤)の適正使用に関する見解とお願い

2006年1月10日
日本小児科学会会長 衞藤 義勝


 タミフル(カプセル製剤)については新型インフルエンザの発生に備えて、国・都道府県で2100万人分を備蓄することとされ、現在準備が進められてきているところです。しかし準備完了は早くても平成19年7~9月となると見込まれており、この間の備蓄に関しては、一般に流通しているタミフルにも頼らざるを得ない状況となっています。この為、特に今シーズンについては、タミフルの適正使用を徹底し、備蓄を進めることが厚生労働省から要請されています。こうした状況に鑑み、日本小児科学会の会員の皆様にはタミフルの使用に関して下記の項目の遵守にご協力をお願い致します。

  1. できる限り迅速キットでインフルエンザと診断された症例に処方
  2. 発症後48時間以内の症例に使用
  3. 予防投与は適応症例即ち13歳以上のハイリスク者に処方すること。患者の同居家族または共同生活者で65歳以上の高齢者、慢性呼吸器疾患または慢性心疾患患者、代謝性疾患患者、腎機能障害者にのみ処方

以上宜しくご理解の上御協力をお願い致します。

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