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学会の活動

日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール

「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」を改訂いたしました。

(更新:2025.12.01)

公益社団法人 日本小児科学会
予防接種・感染症対策委員会

【医療関係者用】
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの変更点

2025年12月15日版 日本小児科学会

  • ・予防接種スケジュール表、および、日本小児科学会の考え方において、ヒトパピローマウイルスワクチンの予防接種スケジュールについて男女別に表記しました。
    併せて、日本小児科学会の考え方におけるヒトパピローマウイルスワクチンの男性接種に関する記載を注16、注17として、予防接種スケジュール表内に注釈として反映しました。
  • ・予防接種スケジュール表および考え方・注意事項において、4種混合ワクチンを販売終了(最終ロット有効期限:2025年12月12日)に伴い削除しました。
予防接種スケジュール
標準的接種年齢と接種期間 ・ 日本小児科学会の考え方・注意事項
ワクチン種類標準的接種年齢と接種期間日本小児科学会の考え方 注意事項さらに詳しく
B型肝炎
ユニバーサルワクチン
不活化① 生後2か月
② 生後3か月
③ 生後7-8か月
①-②は27日(4週)以上、
①-③は139日(20週)以上あける
家族内に母親以外のB型肝炎ウイルスのキャリアがいる場合は、生後2か月まで待たず、早期接種が望ましい(注1)乳児期に接種していない児に対して、水平感染予防のために接種する場合、接種間隔は、ユニバーサルワクチンに準ずるさらに詳しく
B型肝炎
母子感染予防のための
ワクチン
不活化① 生直後
② 1か月
③ 6か月
母親がHBs抗原陽性の場合
・出生時、ワクチンと同時にHB免疫グロブリンを投与する
・ワクチンの接種費用は健康保険が適応され、定期接種の対象から除外
・詳細は日本小児科学会ホームページ「B型肝炎ウイルス母子感染予防のための新しい指針」を参照
ロタウイルス ① 8週-15週未満 (生後6週から接種は可能)
・1価ワクチン(ロタリックス®):
①-②は、4週以上あける(計2回)
・5価ワクチン(ロタテック®):
①-②-③は、4週以上あける(計3回)
生後15週以降は、初回接種後7日以内の腸重積症の発症リスクが増大するので、原則として初回接種を推奨しない(注2)計2回、②は、生後24週までに完了すること
(注3)計3回、③は、生後32週までに完了すること
・1価と5価の互換性は確認されておらず、取り寄せるなどして同じワクチンでの完了を最優先させる。定期接種では嘔吐時の再投与は認められていない。詳細は厚生労働省ホームページ「ロタウイルスワクチンに関するQ&A」を参照
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/index_00001.html
・母体が妊娠中に生物学的製剤による加療を受けた児への接種については「免疫不全状態にある患者に対する予防接種ガイドライン2024」を参照
さらに詳しく
肺炎球菌結合型(PCV) 不活化①-②-③はそれぞれ27日(4週)以上あける
③-④は60日(2か月)以上あけて、
かつ、1歳から1歳3か月で接種
小児における肺炎球菌結合型ワクチンの定期接種に関する考え方」を参照・7か月-11か月で初回接種:①、②の接種後60日以上あけて1歳以降に③
・1歳-23か月で初回接種:①、②を60日以上あける
・2歳-4歳で初回接種:①のみ
(注4)任意接種のスケジュールは日本小児科学会ホームページ「任意接種ワクチンの小児(15歳未満)への接種」を参照
さらに詳しく
5種混合(DPT-IPV-Hib)不活化①-②-③はそれぞれ20-56日(3-8週)あける
③-④は6か月以上の間隔をあけて、18か月までの間隔で接種する
④は、③から6か月以上をあけて、1歳を超えてから、早期に接種することを推奨する・5種混合ワクチンは4回までの接種に限られ、小学校就学前の追加接種として使用することはできない
3種混合(DPT)不活化初回接種・追加接種に使用する場合
①-②-③はそれぞれ20-56日(3-8週)あける
③-④は6か月以上あけ、標準的には③終了後
12-18か月の間に接種
④は、③から6か月以上をあけて、1歳を超えてから、早期に接種することを推奨する
3種混合(DPT)

学童期以降の百日咳予防目的
不活化① 5歳以上7歳未満、3種混合・4種混合・5種
混合の④より6か月以上あける
② 11-12歳に接種
(注5)百日咳抗体価が10歳未満で低下することから、3種混合・4種混合・5種混合ワクチンで4回接種を終えた場合の就学前の追加接種として接種することを推奨する
(注6)百日咳の予防を目的に、2種混合の代わりに3種混合ワクチンを接種してもよい
・0.5mLを接種
2種混合(DT)不活化① 11歳から12歳に達するまで ・0.1mLを接種
・定期接種の対象は、11歳以上13歳未満
・制度上は、第1期初回接種2回、追加接種1回として生後3か月~7歳半未満に1回0.5mLで定期接種可能。ただし、現在、DTは0.1mL製剤のみのため、第1期にDTを使用する頻度は低い
ポリオ(IPV)不活化初回接種・追加接種に使用する場合
①-②-③はそれぞれ20-56日(3-8週)あける
③-④は6か月以上あけ、標準的には③終了後
12-18か月の間に接種
④は、③から6か月以上をあけて、1歳を超えてから、早期に接種することを推奨するさらに詳しく
ポリオ(IPV)

学童期以降のポリオ予防目的
不活化⑤ 5歳以上7歳未満 (注7)ポリオに対する抗体価が減衰する前に就学前の接種を推奨・0.5mLを接種
インフルエンザ菌b型(ヒブ)不活化①-②-③はそれぞれ27-56日(4-8週)あける
③-④は7-13か月あける
④は、③から7か月以上あけて、1歳を超えてから、早期
に接種することを推奨する
・7か月-11か月で初回接種:①-②の間は27(20)日以上、標準的には、27-56日(4-8週)あける。②の後は7か月以上あけて、標準的には7-13か月あけて③
・1歳-4歳で初回接種:①のみ
(注8)リスクのある患者では、5歳以上でも接種可能
BCG・12か月未満に接種
・標準的には5-8か月未満に接種
結核の発生頻度の高い地域では、早期の接種が必要
麻疹・風疹混合(MR)① 1歳以上2歳未満
(注9)② 5歳以上7歳未満で、かつ、
小学校入学前の1年間
・麻疹曝露後の発症予防では、麻しんワクチンを生後6か月以降で接種可能。ただし、0歳で接種した場合、その接種は接種回数には数えず、①、②は規定通り接種する
(注10)令和6(2024)年度内に生後24か月に達した第1期対象者(2022年4月2日-2023年4月1日生まれ)、および、令和6(2024)年度における第2期の対象者(2018年4月2日-2019年4月1日生まれ)であって、MRワクチンの偏在等が生じたことを理由にワクチンの接種ができなかったと市町村⾧が認める場合、令和7(2025)年4月1日から令和9(2027)年3月31日までの2年間、接種対象期間を超えて定期接種として接種が可能 詳細は厚生労働省事務連絡を参照
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001440529.pdf
麻疹について詳しく風疹について詳しく
水痘① 生後12-15か月
② 標準的には①から6-12か月あける
(注11)水痘未罹患で水痘ワクチンを接種していない児に対して、積極的に2回接種を行う必要がある・定期接種として接種する場合、①-②の間は3か月以上あける
・3歳以上13歳未満では、①-②の間を3か月以上あける(任意接種)
・13歳以上では、①-②の間を4週間以上あける(任意接種)
さらに詳しく
おたふくかぜ① 1歳以上
② 5歳以上7歳未満
(注12)予防効果を確実にするために、2回接種が必要
①は1歳を過ぎたら早期に接種
②はMRと同時期(5歳以上7歳未満で小学校入学前の1年間)での接種を推奨
さらに詳しく
日本脳炎不活化①・② 3歳、①-②は6-28日(1-4週)あける
③ 4歳、②から1年あける
④ 9歳
日本脳炎流行地域に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎患者が発生した地域・ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域に居住する小児に対しては、生後6か月から日本脳炎ワクチンの接種開始を推奨する(日本小児科学会ホームページ「日本脳炎罹患リスクの高い者に対する生後6か月からの日本脳炎ワクチンの推奨について」を参照)

日本脳炎罹患リスクの高い者に対する生後6か月からの日本脳炎ワクチンの推奨について
・1回接種量:6か月-3歳未満:0.25mL;3歳以上:0.5mL
・定期接種の対象は、生後6か月から生後90か月(7歳6か月)未満(第1期:①-②は6日以上、③は②から6か月以上の間隔をあける)、9歳以上13歳未満(第2期)
・2005年5月からの積極的勧奨の差し控えを受けて、1995年4月2日から2007年4月1日生まれの児は、20歳未満まで定期接種の対象、具体的な接種については厚生労働省ホームページを参照
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/yobou-sesshu/vaccine/japanese-encephalitis/index.html
さらに詳しく
不活化インフルエンザ不活化①-②は4週(2-4週)あける ・接種回数 :13歳未満:2回、13歳以上:1回または2回 (原則1回)
・1回接種量:6か月-3歳未満: 0.25mL、3歳以上: 0.5mL
さらに詳しく
経鼻弱毒生インフルエンザ2歳以上~19歳未満にシーズン毎① 喘息や免疫不全者などを除き、不活化インフルエンザワクチンと同等に推奨。詳細は「経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方 」を参照

経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方~医療機関の皆様へ~
・各シーズン0.2mLを1回 点鼻
(左右の鼻腔内に各0.1mLを 1噴霧ずつ、合計2噴霧)
・添付文書には他の生ワクチンとの接種間隔を制限する記載はない
さらに詳しく
新型コロナmRNA
不活化
製剤ごとに定められた方法により接種する 末尾「国内で使用できる新型コロナワクチン一覧」や各ワクチンの添付文書を参照さらに詳しく
ヒトパピローマウイルス(HPV)女性不活化中学1年生
・9価ワクチン(シルガード®9)
15歳未満に初回接種を行い、2回の接種で完了する場合は標準的には①-②を6-12か月あける
ただし、この間隔をあけることができない場合は、①-②を5か月以上の間隔をあければ接種が可能である
・2価・4価ワクチンで接種を開始した場合は、原則として同じワクチンで3回接種を行う。ただし、9価ワクチンで残りの回数を終了することも可能・接種方法は、筋肉内注射(上腕三角筋部)
・定期接種の対象は、12歳-16歳(小学校6年生から高校1年生相当)女子
(注13)2価ワクチンは10歳以上であれば任意接種可能
    4価ワクチンと9価ワクチンは、9歳以上であれば任意接種可能
(注14)標準的な接種ができなかった場合、定期接種として以下の間隔で接種可能(接種間隔が3つのワクチンで異なることに注意)
・9価ワクチン(15歳以上で始める場合):①-②の間は1か月以上、②-③の間は3か月以上あける
・2価ワクチン: ①-②の間は1か月以上、①-③の間は5か月以上、かつ②-③の間は2か月半以上あける
・4価ワクチン: ①-②の間は1か月以上、②-③の間は3か月以上あける
(注15)平成9-20年度(1997-2008年度)生まれで令和4-6年度(2022年4月~2025年3月末まで)にHPVワクチンを1回以上接種した方は、希望する場合公費で令和7年度(2026年3月)末まで2回目・3回目のワクチンを接種可能 詳細は、厚生労働省のホームページを参照
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html
さらに詳しく
ヒトパピローマウイルス(HPV)男性不活化中学1年生
・9価ワクチン(シルガード®9)
15歳未満に初回接種を行い、2回の接種で完了する場合は標準的には①-②を6-12か月あける
ただし、この間隔をあけることができない場合は、①-②を5か月以上の間隔をあければ接種が可能である
(注16)9歳以上の男性は任意接種として4価ワクチンもしくは9価ワクチンを3回接種することが可能。
なお、9価ワクチンを用いる場合は、9歳以上15歳未満は2回接種(①-②を6-12か月あける)が可能
・接種方法は、筋肉内注射(上腕三角筋部)
(注17)標準的な接種ができなかった場合、以下の間隔で接種可能(接種間隔が2つのワクチンで異なることに注意)
・9価ワクチン(15歳以上で始める場合):①-②の間は1か月以上、②-③の間は3か月以上あける
・4価ワクチン: ①-②の間は1か月以上、②-③の間は3か月以上あける
さらに詳しく
予防接種チェック表
インフルエンザ予防接種チェック表
新型コロナワクチン予防接種チェック表
新型コロナワクチンについて
ロタウイルスワクチンの初回接種時期について

 ロタウイルスワクチンの初回接種時期について、日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュールの「日本小児科学会の考え方」に追記しました。(2019.12)

 英語版(2025年5月版)はこちらです。

※上記のPDFを抜粋・改変等して印刷物等に利用される場合は、日本小児科学会事務局(Tel:03-3818-0091)予防接種・感染症対策委員会担当者までご連絡ください。  

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