2026年2月24日
日本小児科学会 会員 各位
日本小児科学会薬事委員会
謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より本委員会へのご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
現在、喘息治療において重要な役割を担う吸入ステロイド薬(ICS)の加圧噴霧式定量吸入器(pMDI:エアー剤)において、一部製品の供給不安定および限定出荷が続いております。
この事態を受け、薬事委員会では、必要な患者に確実に薬剤を届けるための緊急措置として、以下の通り会員の皆様へお願い申し上げます。
1.ドライパウダー製剤(DPI)への切替・優先検討のお願い
pMDI製剤(スペーサー使用を含む)の在庫不足を回避するため、十分な吸気流速が得られる学童期以降の患者に対しては、可能な限りドライパウダー製剤(DPI)の処方、または切替をご検討ください。
2.対象となる患者の目安
・DPIの検討: おおむね6歳以上で、適切な吸入操作(強く速い吸入)が可能と判断される症例。
・pMDIの優先: 乳幼児、吸気流速が十分でない症例、および重症例などでDPIへの切替が困難な症例。
3.吸入指導の再徹底
製剤を変更する際は、デバイスの操作方法が大きく異なります。患者および保護者の方に対し、改めて適切な吸入方法の指導、およびアドヒアランスの確認をお願いいたします。
今後の供給の見通しについては、厚生労働省および各製造販売業者からの最新情報を注視してください。日本小児科学会ホームページ会員専用ページでも随時お知らせいたします。
先生方のご理解とご協力により、この困難な供給状況下でも、子どもたちの喘息管理を継続できるよう切にお願い申し上げます。
謹白