事例 | 年齢:0歳 11か月 性別:男 体重:7.4kg | |
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傷害の種類 | タバコ誤飲 | |
原因対象物 | 加熱式タバコ(加熱して使用するタバコ:1 本は約2.5cm) | |
臨床診断名 | タバコ誤飲 | |
直接医療費 | 2,020 円 | |
発生状況 | 発生場所 | 帰省先の家の居間 |
周囲の人・状況 | 母 | |
発生年月日・時刻 | 2016 年8 月12 日 午前6 時頃 | |
発生時の詳しい 様子と経緯 |
母親が目を覚ました時は,患児はすでに起きていた.口をクチャクチャさせており,周囲 に噛みちぎったと思われる加熱式タバコに使用するスティックが2 本分落ちていた(図1). すぐに口の中のもの(図1)をかき出し,その後救急外来を受診した.病院到着後に嘔吐 を1 回認めた.スティックは父親のものであり,封を切った状態で50cm の高さの棚の上 に置いてあった.周囲に落ちていたスティックを合わせると,1 本はほぼ全てが残っており, もう一方はほぼ半分が消失していた.口の中から出てきたものはタバコ葉の塊のように見 え,およそ8mm の大きさだった.誤飲した正確な量は不明であった. | |
治療経過と予後 | 午前6 時50 分頃に当直医が診察した.機嫌は良く,バイタルサインに異常を認めなかった. その後同日午前10 時まで観察したが,状態の変化を認めなかったため,帰宅とした.なお 外来担当医がニコチン含有量を調べたが,明確にすることができなかった. | |
Full Text | No.063 加熱式タバコの誤飲(事例2) | |
Follow-up報告 | Follow-up報告 No.7
No.63類似事例1~4 No.63類似事例5~8 |
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