事例 | 年齢:0歳 8か月 性別:男 | |
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傷害の種類 | 大腿部圧迫 | |
原因対象物 | 身長・体重計測器 | |
臨床診断名 | 打撲、皮下出血 | |
直接医療費 | ||
発生状況 | 発生場所 | 院内で、体重測定などをする広い部屋 |
周囲の人・状況 | 体重測定器の側に母親と測定者(スタッフ)、同室していた他の親子が3組程度いた | |
発生年月日・時刻 | 10月24日午後0時10分頃 | |
発生時の詳しい 様子と経緯 |
測定者が患児を仰臥位にして(向かって右側を患児の頭にした状態)体重測定を終えたとき、患児が測定板上で右側に寝返りをうった.その時、コントロールボックス(体重、身長のデジタル表示の部分)と測定板の間に5.5cmの隙間があり、そこに左大腿部が挟まった.コントロールボックスと測定板のあらゆるネジを外したがその隙間は広がらず、そのうち患児に発汗が認められ、それが潤滑油となり自然に抜けた.全経過として約10分かかった.患児は啼泣して暴れ、母子ともにパニック状態になった.同室に居た他の親子にも多大な影響を与えた. | |
治療経過と予後 | 事故発生の翌日に、挟まれた左大腿部に1.5cm×1.5cmの紫斑を認めた.経過観察とし治療経過と予後たところ、2日後に紫斑はほとんど消失した.その他の異常は認めなかった. | |
Full Text | No.005 計測器による大腿部圧迫 | |
類似報告 | No.5 類似事例
No.5 類似事例2 |
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