事例 | 年齢:3歳 3か月 性別:男 体重:19kg 身長:118cm | |
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傷害の種類 | 熱傷 | |
原因対象物 | 電気ケトル | |
臨床診断名 | 左体幹~上腕にII度の熱傷(範囲:体表の約7%) | |
直接医療費 | 20,430円(外来受診回数6回) | |
発生状況 | 発生場所 | 母親の実家のダイニング |
周囲の人・状況 | 母親を含め大人3人、患児を含めて子ども5人が集まっていた。普段は母親の両親が住んでおり、子どもはいない。事故当日は親戚が集まっていた。 | |
発生年月日・時刻 | 平成23年9月17日 13時50分頃 | |
発生時の詳しい 様子と経緯 |
同い年の親戚の子と遊んでふざけていた際に、ダイニングテーブルの上に置いてあった電気ケトルの電気コードに足をひっかけてしまった。そのはずみで患児は転倒し、同時に電気ケトルが倒れて患児に熱湯がかかった。(写真3)テーブルは部屋の中央にあり、長方形で大きさはおよそ2m×1m、高さは85cm程度であった。電気ケトル(写真4)はテーブルのへりにあり、そこから短いコードが机のすぐ下のコンセントにつながっていた。電気ケトルはまずテーブルの上で倒れ、すぐにお湯がこぼれ出てきて、テーブルの下に転倒した患児の上にかかった。さらにテーブルから電気ケトルが落下し、患児の体にあたった。 | |
治療経過と予後 | 受傷当日から局所療法(洗浄・外用剤・被覆剤)を継続した。入院せず、自宅処置をはさみながら計6回の外来通院を要し、受傷後3週間の時点で良好な上皮化を確認してフォローを終了した。経過中に感染や皮膚拘縮などの合併症は認めなかったが、今後、整容面あるいは機能面で後遺症が残る可能性がある。 | |
Full Text | No.028 電気ケトルによる顔面・胸部・上肢熱傷(事例2) | |
Follow-up報告 | No.28 類似事例1・2
No.28 類似事例3 No.28 類似事例4 |
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類似報告 | No.28 類似事例5
No.28 類似事例6 |
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