Injury Alert(傷害速報)

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傷害の種類
原因対象物
臨床診断名
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No.010 浴槽への転落によるやけど

事例 年齢:6歳  性別:女
傷害の種類 浴槽への落下による熱傷
原因対象物 浴槽の蓋および浴槽
臨床診断名 初療評価で、熱傷(II度)、受傷範囲は全身の80%
直接医療費
発生状況 発生場所 自宅の浴槽
周囲の人・状況 浴室のドアの鍵はしまっていなかった.友人とのかくれんぼ遊びで浴室に入り、浴槽の蓋(折りたたみ式)に乗ったところ蓋が外れ、高温(80℃前後?)の浴槽に転落し、全身熱傷となった.母親は夕食の支度をしていた.母親は、子どもが浴室へ行くのには気づいたが、風呂の蓋に乗るとは思わなかった、とのことである.夜に向けて、風呂を沸かしなおす予定でお湯は浴槽の7~8分目までたまっていた.風呂の熱湯供給システムは残り湯を循環させ、炉内で再沸騰させるタイプのものである(写真).熱湯供給時の警告は無いタイプであるが、時間設定をしてOFFにすることは可能である.午後4時に点火し、30分でOFFになるように設定していた。
発生年月日・時刻 11月18日 午後4時30分頃
発生時の詳しい
様子と経緯
午後4時30分ころ、ドン、という音の後「熱い!」という声が聞こえたため、母親が浴室に駆けつけたところ、患児が熱湯から這い上がり着衣を脱ぎ棄てているのを発見した.母親はすぐに患児を居間に運んで119番に通報した.救急隊が到着時(午後5時1分)、患児は床に全裸でうつ伏せになっている状態であった.落ちた現場を目撃した者がいないので正確なことは不明であるが、浴槽の蓋は熱でやわらかくなるタイプのものではなく、蓋には、壊れたり、曲がったりしているところはなかった.蓋に勢いよく登ったため、蓋が滑って蓋ごと浴槽に落ちたと推測された.母親が発見時、本人は浴槽から這い出しており、蓋は浴槽に落ちていた.
治療経過と予後 午後5時33分、当院救命センターに搬入された.同日、洗浄・デブリドマンを施行した.その後、溶血、創感染、髄膜炎などを発症したものの治療は奏効し、12月19日には車椅子に乗って自力摂食や読書が可能な状態となった.12月下旬に一部III度の熱傷となった部分に対し、上皮化した部分から採皮し皮膚移植が行われた.
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